EOS Fairy ウォレット - ユーザーズマニュアル

eos fairy wallet

1. Fairy ウォレットとは

Fairy ウォレットは、ハードウェアウォレットの Ledger Nano S によって EOS トークンを管理・使用するために必要となるソフトウェアです。

なお、EOS ハードウェア (Ledger Nano S、Trezor) ウォレットのサポートにあたっては、EOS メインネット BP の一つである Cypherglass が賞金プログラム ($100,000) を企画しており、Fairy ウォレットの開発者はその半分の $50,000 を授与されました。

このように、ポジティブに活発なコミュニティの存在は、EOS 強みの一つといえるでしょう。

開発者による公式ユーザーガイドは、こちらから参照できます。

なお、「ウォレット」といった場合、通常は秘密鍵 (および秘密鍵から生成される公開鍵) を保管するソフトウェアやデバイスをさしますが、Fairy ウォレットには秘密鍵が保管されない (秘密鍵が保管されるのは Ledger Nano S 内です) ので、実質的には EOS Mainnet とやり取りを行うためのクライアントソフトウェアとしての役割を果たすことになります。

仮に Ledger Nano S のインターフェースだけを用いて EOS Mainnet 経由で投票や RAM の売買などといったダイナミックなやり取りを行うとしたら、かなり不便となるでしょう。

2. Ledger Nano S の準備

すでに Ledger Nano S の購入、Ledger Live のダウンロード、Ledger EOS アプリのインストールがお済みの場合、3. Fairy ウォレットの作成方法にお進みください。

Ledger Nano S の購入

Fairy ウォレットを使用する前に、Ledger Nano S の準備をする必要があります。

そのためには、まず Ledger Nano S を手元に用意しなければなりません。

購入に際しては、Ledger 社や、Ledger 社正規代理店を利用するのがよいでしょう。

執筆現在、日本の正規代理店として登録されているのは、

  1. EARTH SHIP LTD.
  2. HARDWAREWALLET.JP

です。

なお、アマゾンでの購入や中古市場に出回る Ledger Nano S の購入は避けましょう。

旧オーナーが「リカバリーフレーズ」を手元に保管している場合、あなたがデバイスを購入して暗号通貨を移動させた後に、資産を盗む可能性があるからです。

Ledger Nano S が手元に届いたら、リカバリーフレーズを付属のカードにメモし、PIN コードを決定し、初期設定を完了させます。

この手順に関しては、付属の取扱説明書などに詳しく書いてあると思いますから、省略します。

リカバリーフレーズをメモした付属のカード (あるいはあなたが用意した紙) は、大切に保管してください。

Ledger Live のダウンロード

Ledger Nano S を使うには、特定の暗号通貨に対応した Ledger 社作成のアプリを個別にダウンロードする必要があります。

ダウンロードに際しては執筆現在 Ledger Liveというアプリの使用が推奨されていますので、これをまず PC にダウンロードします。

モバイルデバイスへのダウンロードも可能ですが、これは Ledger Nano Xのみが対象のオプションです。

Ledger Nano S の使用にあたっては、PC にダウンロードしてください。

具体的には、Ledger Live の紹介ページの “Download Now” というボタンをクリックし、ダウンロードされたファイルをダブルクリックし、Ledger Live アプリを開きます。

Ledger Live の設定

Ledger Live をダウンロードすると、以下の画面となります。

“Get started” をクリックしましょう。

ledger live get started

すると、以下のような画面となります。

4 つのオプションがありますが、以下のように選択してください:

“Initialize as new device”
-> 初めて Ledger Nano S を購入した場合

“Restore device from recovery phrase”
-> 以前に Ledger Nano S を購入したが、何らかの理由により現在はデバイス内のデータが消去されており、リカバリーフレーズによってデバイスの復元を行う必要がある場合

“Use an initialized device”
-> Ledger Nano S の設定がすでに完了している場合

“Don’t have a Ledger device?”
->「Ledger Nano S の購入」セクションに沿って、Ledger Nano S を購入してください。

適切なオプションを選択すると、設定に必要な手順が表示されていきますから、それらに従ってください。

設定を完了すると、以下のような祝福が行われます。

感動が完了したら、”Open Ledger Live” をクリックします。

your device is ready


Ledger EOS アプリのインストール

Ledger社の EOS アプリを Ledger Nano S にインストールします。

まず、Ledger Nano S を PC に接続し、PIN コードを入力してロックを解除します。

次に、Ledger Live で、“Open Manager” をクリックします。

すると以下のような画面となるので、表示された手順に従います。

connect your device

具体的には、Ledger Nano S をロック解除した後に、“dashboard” セクション (各種 Ledger アプリが表示されている画面) に移動します。

最後のステップ (“Allow Ledger Manager on your device”) では、Ledger Nano S のボタンを使って、デバイスと “Ledger Manager” 間のアクセスを許可する必要があります。

この Ledger Manager を使ってさまざまな暗号通貨の Ledger アプリを Ledger Nano S にインストールしていくことになります。

この段階ではすでに Ledger Manager が開いていますので、EOS アプリを探し、“Install” をクリックします。

なお、お使いの Ledger Nano S のハードウェアが最新版でない場合は、画面上部にアップデートのお知らせが表示されるので、それに従ってアップデートを行なってください。

クリック後、Ledger Nano S 上で承認を求められた場合は「右ボタン」(USB 接続端子から遠い方のボタン) を押して承認してください。

以下のような画面となったらインストール完了です。

successfully installed eos

Ledger Nano S 本体でも、インストール完了を確認できます。

以上で Ledger Nano S の準備が完了です。

3. Fairy ウォレットの作成方法

Fairy ウォレットのダウンロード・起動

まず、Fairy ウォレットを PC にダウンロードする必要があります。

Fairy ウォレットの公式ページに行くと ”Releases” というセクションがあり、ダウンロードリンクを確認できます。

お使いの OS にあった適切なリンクをクリックしてください。

fairy download link

クリックするとインストールのためのファイルがダウンロードされますから、これをクリックしてアプリを起動させます。

すると、起動後の画面中央に以下のような表示が現れます。

 

ここで、指示通り Ledger EOS アプリケーションを開きます。

上図に示されているように、EOS アプリにカーソルを合わせたら、両方のボタンを押してください。

しかし、ここでアプリが無反応というケースがあります 。

実際、執筆時に試してみましたが、無反応でした。

そのような場合は、Ledger Nano S の EOS アプリは開いたままで、Fairy ウォレットを閉じて、再度開いてみることによりうまくいくことがほとんどです。

それでも問題が解決されない場合、Fairy ウォレットを再度閉じ、Ledger Nano S を再接続し、Ledger EOS アプリを起動し、Fairy ウォレットを起動させてみてください。

それでも問題が解決されない場合は、Ledger 社のサポートに問い合わせるか、ウォレット開発者Telegramで連絡してみてください。

接続が成功すると、以下のように「Node URL」選択画面となります。

ここでは、EOS メインネットと API 情報をやり取りする上でのエンドポイントを入力します。

公式ガイドでいくつかのエンドポイントが紹介されていますので、そのうちの一つを選んで入力し、“CONNECT” をクリックします。

EOS 公開鍵の取得

メインネットへの接続が完了したら、EOS アカウントを作成します。そのためにはまず、Fairy ウォレットに Ledger Nano S の公開鍵を取り込む必要があります 。

秘密鍵はデバイス内で保護され、この秘密鍵から公開鍵が作成されます。

次の画面で、鍵のアイコンをクリックしてください。

すると以下の画面となるので、“VERIFY” をクリックして公開鍵を確認します。

ここで、PC 画面と Ledger Nano S の画面に公開鍵が表示されるので、両者が一致することが確認できたら、Ledger Nano S の「右側」(USB 端子から遠い方) のボタンを押してください。

承認がうまくいくと以下のような画面となります。

公開鍵はアカウント作成で必要になりますから、“COPY” ボタンをクリックしてクリップボードあるいはテキストファイルなどにコピーしておきましょう。

EOS アカウントの作成

秘密鍵と公開鍵のペアを Ledger Nano S で作成したところで、早速 EOS アカウントを作っていきましょう。

さて、EOS アカウントの作成は、別の EOS アカウントを使って実行されます。

このため、すでに EOS アカウントを所有している方はそのアカウントを元に、ScatterEOSToolkit などのツールを使ってアカウントを作成できます。

しかし、EOS アカウントを初めて作成するという場合はまだ EOS アカウントを所有していないという状態です。

このため、EOS アカウントを持っている友人にお願いするか、そうした友人がいないという場合、サードパーティーサービスを利用するということになります。

ここでは、サードパーティーサービスを利用してアカウントを作成する方法を紹介します。

ここで、公式ガイドでは 「https://create-eos-account-for.me/」 というサービスを紹介していますが、2019 年 2 月現在、このサービスは利用できない状態となっています。

そこで、紹介されている別のサービスのうち、どれか一つを使っていきます。

具体的には、以下の 3 つのサービスが紹介されています。

各サービスの特徴は上図に記載された通りです。

まず、https://eostoolkit.io/account/create のサービスは Scatter ですでにアカウントを作成していることが前提であり、今回のケースには当てはまらないので、割愛します。

よって、https://eos-account-creator.com/ (EOS Account creator)か https://zeos.co/ (ZEOS) のいずれかを選んでいきます。

クレジット支払いを希望またはメールアドレスを提供したくないという方は EOS Account creator を選んでください。

クリプトで、安く作成したいという方は、ZEOS を使ってください。

なお、一般的な暗号通貨と異なり、EOS アカウントの作成は有料です。

先ほど、「支払い」、「安く作成」などといった表現をしたのはこのためです。

有料である理由は、アカウントに割り当てる RAM (データ保存に必要)、NET (ネットワーク利用に必要)、CPU (各種情報処理に必要) を取得するためです。

執筆現在、この費用は高くても数 100 円ほどとなっています。

それでは以下に、https://eos-account-creator.com/ および https://zeos.co/ を使ってアカウントを作成する手順を紹介します。

以下、あなたが使用するサービスの方の解説をご覧ください。

サービスの特徴は以下のようになっています (2019 年 1 月 31 日現在)

  • クレジットカード支払いに対応
  • 会員登録不要 (クリプト支払いの場合)
  • ZEOS に比べ若干費用が高め

それでは、アカウントを作成しましょう。

 

まず、アカウント名を決めます。

これは 12 文字の長さで、小文字と数字 (1〜5) によって構成されている必要があります 。

なお、eosnameservice というサービスを使うことで、12 文字未満のカスタムアカウント名も登録できるようになりました。

eosnameserviceは上述の cypherglass という BP により作成されました。

eosaccountcreator

ここではとりあえず、“5” から始まり “l” で終わる 12 文字のアカウント名を決めました。

アカウント名を選んだら、“CONTINUE” という青のボタンをクリックします。

次に、公開鍵を入力する画面となります。

accountcreator public keys

アカウント作成にあたっては、Active Key と Owner Key を設定する必要があります 。

Active Key と Owner Key の説明については、こちらを参照してください。

ここでは、Ledger Nano S で管理している方の鍵 (「EOS 公開鍵の取得」セクションで生成したものです) を Owner Key として設定します。

Active Key の変更はアカウント作成後でも可能ですので、アカウント作成段階で必ず Owner Key と別のものに設定するという必要はありません 。

Fairy ウォレット公式ガイドではこれら 2 つが同じもので設定されています。

それでもやはり、Owner Key と別の Active Key を今すぐ設定しておきたいという人は、こちらの記事などを参考に、新たに鍵ペアを生成したあと、戻ってきてください 。

なお、「ペア」という言い方をしているのは、Owner Key にしろ Active Key にしろ、これらの “Key” は公開鍵と秘密鍵のペアで成り立っているからです。

今回は Ledger Nano S の公開鍵を使うので、“Connect Ledger” というリンク をクリックします。

上記スクリーンショットを参照してください。

すると、次のような画面となります。

eosaccountcreatorledger

ここで、Ledger Nano S ロックを PIN コード入力により解除し、EOS アプリを開いてください。

すると、以下のような画面となります。

eosnamecreatorcheckkey

ここで Ledger Nano S を確認すると、確認待ち画面となっているので、「右側」のボタンを押して承認します。

ledger confimr address

承認が終わると、Owner Key と Active Key の両方のフィールドに Ledger Nano S の秘密鍵から生成された公開鍵が自動入力されます。

Active Key を変更する人は、先ほど用意した鍵で “Active Public Key” の欄の値を置き換えてください 。

今回の例では、2 つとも同じものに設定しました。

そして、“CONTINUE” をクリックします。

eos name creator provide public keys

次に、以下の画面で支払い方法を選択し、プライバシーポリシーおよび EOS Constitution への同意としてチェックマークをチェックし、“Pay USD …” というボタンを押して支払いを行います。

支払いは クレジットカードとクリプトのいずれかになります。

今回は、クリプトでの支払いを選びました 。

クレジットカードとすると、メールアドレスの入力が必要になるのに加え、費用がクリプトの場合に比べて高くなります。

pay in eos

すると、支払い詳細が表示されるので、ここで指定されたアドレスに、お使いのウォレットからクリプトを送信してください。

今回の例ではビットコインを選択しました。

支払いが完了するとアカウントが作成され、Fairy ウォレット上でアカウント名を使ってログインできるようになります。

アカウント名部分をクリックすると、ダッシュボードに移動できるようになります。

以上で、アカウント作成が完了です!

それではいよいよ、Fairy ウォレットの使用方法をみていきましょう。

サービスの特徴は以下のようになっています (2019 年 1 月 31 日現在)

  • クリプト支払いのみに対応
  • 会員登録 (メールアドレス) 必要
  • EOS Account creator に比べ費用は安め

ZEOS でのアカウント作成には会員登録 (サインアップ) が必要になるので、これをまず済ませてしまいましょう。こちらのリンクをクリックすると以下のような画面となるので、“Email” にメールアドレスを、“password” に登録パスワードを、“confirm password” に同じパスワードを入力し、“SIGN UP” をクリックします。



zeos sign up

すると以下のような画面となりますので、アカウント名、“Active Public Key” (“Active Key” ペアにおける公開鍵)、“Owner Public Key” (“Owner Key” ペアにおける公開鍵) を入力していきます 。

“Active Key” と “Owner Key” の説明については、こちらを参照してください。

アカウント名は 12 文字の長さで、小文字と数字 (1〜5) によって構成されている必要があります 。

なお、eosnameservice というサービス (上述の cypherglass という BP により作成されました) を使うことで、12 文字未満のカスタムアカウント名も登録できるようになりました。

“Active Public Key” と “Owner Public Key” には、先ほどの「EOS 公開鍵取得」セクションで取得し、コピーしておいたものをペーストします 。

なお、セキュリティ向上のため、Active Key と Owner Key は別々のものとするのがベストとされていますが、本項では同じものを使用しています。

詳しくは、こちらを参照してください。

zeos create account

3 項目の入力が終わり、“CREATE ORDER” をクリックすると、以下のようなアラートが表示されます。



zeos alert

ここから支払いプロセスに移行します。

“BITCOIN”、“ETHEREUM”、“BITCOIN CASH” から支払い方法を選択・クリックし、“PAY VIA ALFACOINS” をクリックします 。

ここでは “ETHEREUM” を選びました。

次の画面では、QR コードを読み取り“Enter your e-mail address here” という、メールアドレスを入力する欄があります。

“Merchant” (ここでは “ZEOS”) が支払いを確認するために必要ということですが、入力は必須ではありません。

今回の例では入力していません。

zeos payment

QR コードを読み取るか、送信量・送信先アドレスをコピペすることで支払いを行い、ブロックチェーン上での確認が終了すると、以下の画面となります。

“Click Here” をクリックすることで、アカウント詳細情報を確認することができます。

また、これと同時に、登録したメールアドレスにアカウントが作成された旨の通知が届きます。

zeos account confirmation

ここで Fairy ウォレットに移行すると、以下のような画面となっているかと思います。

zeos fairy wallet

アカウント名部分をクリックすると、ダッシュボードに移動できるようになります。

上記画面が表示されない場合、Fairy ウォレットを再起動してみてください。

以上で、アカウント作成が完了です!

 それではいよいよ、Fairy ウォレットの使用方法をみていきましょう。

4. Fairy ウォレットの使用方法

Fairy ウォレットにアクセスすると、以下のような画面となります。

fairy wallet dashboard

画面内の機能は、以下のようになっています。

なお、数字は上記画像のものに対応しています。

1. アカウント名

アカウント名 (12 文字) が表示されています。

2. 公開鍵

クリックすると、アカウントの公開鍵を表示できます。

具体的には以下のように操作できます。

“Public Key” をクリック。

“Verify” をクリック。

この画面を閉じるには、Ledger Nano S の「右」ボタン (USB 端子から離れた方のボタン) を押し、”CLOSE” ボタンをクリックします。

クリップボードに公開鍵をコピーするには、公開鍵をカーソルでハイライトして Ctrl/Cmd + C キーを押すか、”COPY” ボタンをクリックしてください。

verify public key close

3. メインメニュー

こちらから、EOS トークンの送受信、BP の投票などを行うことができます。

それぞれのオプションについては、のちほど詳しくみていきます。

4. 残高 (バランス)

3 つの部分に分かれており、以下のようになっています。

Total Balance: トータルの残高 (利用可能な残高 + ステークされた残高)

Available: 利用可能な残高

Staked: ステークされた残高 (ここでは、”EOS Account creator” で作成したアカウントを使っており、自動的に 0.2 EOS がステークされています)

5. CPU、NET、RAM のリアルタイム利用状況

今回の例では、例えば CPU の 7% が使われていることがわかります。

6. トランザクション履歴

過去に発生したトランザクションについて、発生時間、トランザクションで実行されたアクションの種類 (送信、受信、投票など)、トランザクションの内容説明 (主に、EOS の送受信先) が表示されます。

各エントリーをクリックすると、その詳細を確認できます。

また、そこから “Transaction ID” をクリックすると、トランザクション内容をブロックエクスプローラーから確認できます。

transaction details

7. エアドロップ情報

エアドロップされたトークンに関する情報が表示されます (今回の例では存在していません)。

それでは、3 で紹介したメニュー内の項目について、一つずつみていきましょう。

HISTORY

当該アカウントによって実行されたトランザクションの履歴。

これは、Fairy ウォレットを開いた際にデフォルトで表示されるメニューとなっています 。

本セクション最初のスクリーンショットで、HISTORY 欄が青くなっていることから、お分かりいただけるかと思います。

TRANSFER

このメニューから、EOS トークンやエアドロップされたトークンを送信できます。

まず、画面左側メニューで “TRANSFER” をクリックします。

次に、送信に必要な情報を入力していきます。

“Recipient” には、送信先のアカウント名を入力します。

“Amount” では、送信するトークンの種類 (ここでは EOS) と送信量を入力します。

なお、“Amount” セクション右端のフィールドですが、執筆者において用途を把握することができずにおり、他の EOS コミュニティメンバーにとっても用途不明のようです。もし用途が判明した場合、記事をアップデートさせていただきます。

“Memo” は入力必須ではありません。

入力した場合、ブロックチェーン上でメッセージが記録されることになります。

すべてのフィールドを入力すると、以下のようになります。

transfer funds

入力が完了したら、 “TRANSFER” をクリックします。

なお、下向き矢印アイコンがありますが、これは送信時の権限 (Active または Owner) を設定するためのものです。

ここで権限を指定しない場合、デフォルト権限は “Active” となります。

“TRANSFER” をクリックすると、以下のような画面となります。

verify transaction

そこで、Ledger Nano S に保管された秘密鍵を使って、トランザクションを承認 (署名) します。

スクリーン上に、送信先アカウント名、送信量、メモ内容などが記載されるので、それらが正しいことを確認し、「右」ボタン (以下スクリーンショットを参照) を押してください。

confirm transaction on ledger

ボタンを押し、承認が完了すると、以下のような画面となります。

ここで、“Transaction id” の右側に表示されたトランザクション ID をクリックすると、ブロックエクスプローラーでトランザクションの詳細を確認できます。

ここでは、eosflare が自動で起動されます。

eos flare 2

さまざまな情報がありますが、“Sent” とあることから、無事に EOS トークンが送信されたことを確認できるかと思います。

以上が、”TRANSFER” タブを用いたトークンの送信方法となります!

トークンを受信する場合は、こちらから相手方にアカウント名を知らせ、相手方が無事送信してくれれば OK です。

DELEGATE

このメニューから、EOS を「デレゲート」できます (「ステーク」と同義。

呼び名としてはおそらく、「ステーク」の方が頻繁に使われる単語かと思われますので、以下「ステーク」にて統一します) 。

画面左側のメニュー一覧で “DELEGATE” と表示されている部分をクリックし、必要情報を入力していきます。

“Recipient” には、EOS をステークする先のアカウント名を入力します。

これは、ステークを実行するアカウントと同じアカウントでも構いません (自分に対して EOS をステークすることも可能です)。

実際、今回の例ではステーク元とステーク先が同じというケースをみていきます。

“CPU (EOS)” には、CPU 容量の使用を目的としてステークしておく EOS の量を、”NET (EOS)” には、ネットワークバンドウィズの使用を目的としてステークしておく EOS の量を入力します。

なお、ここで入力する値は、ステーク用に送信する EOS の量ではなく、ステーク後にそれぞれのリソースに割り当てられる EOS の量となります。

今回は、CPU に “1.5”、NET に “4.2” と入力しました。

fairy wallet stake management

ここで、画面右側に目を移すと、すでに CPU、NET ともに 1 EOS がステークされていることがわかります。

すなわち、実際にステーク用に送信される EOS は、CPU で 0.5 EOS (1.5 – 1.0)、NET で 3.2 EOS (4.2 – 1.0) となります。

以上 3 項目の入力が終わったら、“DELEGATE” ボタンをクリックしてステークを行います。

なお、前セクションでみたように、“DELEGATE” ボタン右隣にある小さなアイコンをクリックすることで、権限設定が可能です。

“DELEGATE” ボタンをクリックし、Ledger Nano S 上での承認を行います。

内容が正しいことが確認できたら、Ledger Nano S の「右」ボタンを押します。

Ledger Nano S での承認が完了すると、ブロックエクスプローラーへのリンクが登場しますので、クリックすることでトランザクション内容を確認できます。

blockexplorer

以上で、EOS のステークが完了です!

UNDELEGATE

このメニューから、EOS を「アンデレゲート」できます (「アンステーク」と同義)。

「デレゲート」セクションで「ステーク」という用語を用いたのと同じ理由により、以下では「アンステーク」という用語で統一していきます。

EOS のアンステークによって、ステークしていた EOS の一部にアクセスし、送信できるようになります。

画面左側の “UNDELEGATE” というメニューをクリックして、以下のような画面を表示させます。

undelegate

“DELEGATE” の場合と同じように入力していきます。

“From” にはアンステークを実行するアカウント名が入力されます。

これは、手動で入力するのではなく、画面中央の “DELEGATED TO” (ステークしてあるアカウント) から選択したアカウント名が自動入力されるようになっています。

この例では、“DELEGATED TO” 欄には 1 つのアカウントしかありませんので、“From” にはそのアカウント名が自動入力されました。

“CPU (EOS)” と “NET (EOS)” には、アンステーク後の EOS の量を入力します。

「アンステークする EOS」ではなく、「アンステーク後にステークされている EOS」であることに注意してください。

今回の例では、CPU、NET において、アンステーク後にそれぞれ 1 EOS、3 EOS がステークされているようにするので、実際にアンステークされるのはそれぞれ 0.5 (= 1.5 – 1) EOS、1.2 (= 4.2 – 3) EOS となります。

上記項目を入力したら、“UNDELEGATE” ボタンをクリックしてアンステークを行います。

ステーク時と同様、必要であれば右側の下向き矢印アイコンをクリックすることで権限設定を行うことができます。

そして、次の画面から再度トランザクション内容を確認し、Ledger Nano S の「右」ボタンを押すことで承認を行います。

なお、アンステークされた EOS にアクセスできるようになるためには、3 日間という時間がかかるようになっています。このため、アンステーク後に EOS がすぐに利用できないことによって苛立ち、デベロッパーにフィードバックを送信する必要はありません (逆に、3 日以内に利用する必要がある場合は、ステークを行うべきではありません)。

undelegate ledger

Ledger Nano S での承認が完了すると、ブロックエクスプローラーへのリンクが登場しますので、クリックすることでトランザクション内容を確認できます。

undelegate blockexplorer

以上で、EOS のアンステークが完了です!

REFUND

アンステーク処理後 3 日経過しても EOS トークンがアンステークされない場合、このメニューから手動で、EOS をアンステークできます。

左側メニューで “REFUND” を選択すると以下のような画面となるので、画面の “REFUND” というボタンをクリックします。

これまでのメニューと同様に、右側の矢印アイコンをクリックすることで権限設定を行うことができます。

refund

“REFUND” をクリックすると確認画面が表示されるので、内容を確認した上で、Ledger Nano S の「右」ボタンを押してトランザクションを署名します。

トランザクション詳細をブロックエクスプローラーで確認すると、以下のようになります。

この例では、1.2 EOS がアンステークされたことがお分かりになるかと思います。

refund ram

以上で、(手動の) アンステークが完了です!

RAM

このメニューから、RAM を購入・売却できます。

以下、購入・売却それぞれの方法についてみていきましょう。

ram

RAMの購入

RAM の購入は、“RAM Management” の左側メニューから行います。

なお、画面右側の “RAM Information” というメニューでは、使用済みの RAM (この例では 5.09 KB) と所有している RAM (この例では 9.27KB) の量をキロバイト (KB) 単位で確認できます。

ram management

“Recipient” には、購入する RAM を受け取るアカウント名を入力します。

これは、RAM を購入するアカウント名でも、他のアカウント名でも構いません。

今回は、RAM を購入するアカウント名と同じものを入力しました。

“Value” には、RAM の購入量を入力します。

この値は、次に説明する “Units” で選択する単位によって異なってきます。

”Units” では購入単位として EOS またはバイト (“Bytes”) のいずれかを選択します。

送信先アカウント名、購入量、購入単位の入力が完了したら、“BUT RAM” (“BUY” の綴りが間違っていますが、将来のリリースで修正されるかと思われます) をクリックします。

すると、購入に関連した各種情報を表示した画面が現れるので、内容が正しければ、Ledger Nano S の「右」ボタンを押して承認します。

なお、購入に際しては、ごくわずかな手数料が必要となる点にも留意してください。

buy ram

ブロックエクスプローラーで確認すると、100 バイト分の RAM が購入され、購入費として 0.0044 EOS、手数料として 0.0001 EOS が送信されたことが、お分かりになるかと思います。

buy ram blockexplorer

また、“RAM Information” に目を通すと、所有 RAM が 100 バイト (0.1 キロバイト) 分増加して、当初の 9.27KB から 9.37KB に増加していることを確認できます。

ram management after

以上で、RAM の購入が完了です!

RAM の売却

RAM の売却は、“RAM Management” の右側メニューから行います。

購入時と同じように、画面右側の “RAM Information” というメニューから、使用済みの RAM (この例では 5.09 KB) と所有している RAM (この例では 9 KB) の量をキロバイト (“KB”) 単位で確認できます。

sell ram

“Bytes” に、売却する RAM の量をバイト単位で入力します。

この例では 1000 バイト (1 キロバイト) と入力しました。

売却量の入力が終わったら、“SELL RAM” をクリックします。

すると、売却に関連した各種情報を表示した画面が現れるので、内容が正しければ、Ledger Nano S の「右」ボタンを押して承認します。

なお、売却に際しては、購入時と同様に、ごく小さい手数料が必要となる点にも注意してください。

ブロックエクスプローラーで確認すると、1000 バイト分の RAM が売却され、売却対価として 0.0044 EOS を受信し、手数料として 0.0003 EOS を送信したことが、お分かりになるかと思います。

また、“RAM Information” に目を通すと、所有 RAM が 1000 バイト (1 キロバイト) 分減少して、当初の 9 KB から 8 KB に減少していることを確認できます。

以上で、RAM の売却が完了です!

VOTING

このメニューから、ブロックプロデューサー (BP) に投票することができます。

左メニューで “VOTING” を選択すると、以下のような画面となります。

vote

投票する BP の行の左端にあるチェックマークにチェックを入れ (最大 30 の BP / BP 候補に投票可能)、右側にある “VOTE” というボタンをクリックすることで、票を投じることができます。

なお、上記スクリーンショットでは 15 行分しか掲載されていませんが、下にスクロールすることでさらに多くの BP / BP 候補を閲覧することができます。

また、“Search block producer…” という検索ボックスからキーワード検索することも可能です。

なお、チェックマーク右側のスマイリーは、該当アカウント名が、21 ある BP のうちの一つであることを示しています。

その右側には BP / BP 候補の名前 (アカウント名)、ホームページの URL、得票率と続きます。

“VOTE” クリック後は以下のような確認画面が表示されるので、内容に問題がなければ Ledger Nano S を使ってサインします。

ledger vote

ブロックエクスプローラーを見てみると、確かに 15 の BP への投票のためのトランザクションが行われたことが、お分かりになると思います。

vote blockexplorer

以上で、BP への投票が完了です!

なお、たとえば 国政における「投票」などとは異なり、EOS の BP 投票はいわば継続的にリアルタイムで行われており、得票数は数分ごとに再計算されます。

「閉鎖時間」までに「投票所」に赴いて、鉛筆で紙に記入をして (あるいはしないで)、文字通り「票」 (投票用紙) を「投」じる 必要はありません。

voting
出典: https://www.youtube.com/watch?v=BW4yC__8BKo, 下線部等筆者追加

そのため、1 回投票して満足してしまうのではなく、定期的にご自分がサポートする BP に対して継続的に票を投じると良いでしょう。

もちろん、投票は無料です。

PERMISSIONS

このメニューを用いることで、アカウントの Active Key と Owner Key を変更することができます。

なお、権限変更はセキュリティ上極めて重要なアクションなので、その内容を十分理解してから行うようにしてください

今回の例では、Owner Key を変更しようと思います 。

Active Key 変更の場合も手順は同じです。

なお、現段階で Owner Key と Active Key が同じの場合 (このガイドに沿って設定を行なった場合はそのようになっていると思います)、かつあなたが Fairy ウォレットで多くのトランザクションを行うという場合、Active Key を変更することはあまりおすすめしません。

その理由は、Fairy ウォレットでは、トランザクション署名に際して使用する権限がデフォルトで “@active” すなわち “Active” となっており、Active Key を別の (Ledger Nano S で管理しているもの以外の) キーに変更した場合、Fairy ウォレットで Active Key を用いた署名ができなくなってしまうからです。

具体的には、以下のようなエラーが発生することとなります。

transaction failed ledger

赤下線部に注目していただくと “Permission” が “Active” である一方で、“Does Not Have Signatures For It” とあります。

すなわち、Active Key のための “Signatures” (署名) が作成できない (ここでは、Active Key に関連づけられた秘密鍵が Ledger Nano S 内で検出されない) ため、エラーが発生したということになります。

しがたがって、トランザクション署名のたびに「下向き矢印アイコン」をクリックして毎回 “Owner Key” に権限変更をする必要が生じることとなります。

とはいってもこのプロセスは数秒で終了しますので、苦にならないという場合は問題ないのですが、こうしたちょっとした点がスムーズなトランザクション実行のボトルネックになってしまうという人は、Active Key はそのままにしておいた方が良いでしょう。

また、Owner Key の変更には Owner 権限が必要となるので、仮に (この例のように) Owner 権限を変更した場合は、Fairy ウォレットから Owner Key を変更できなくなるという点にもご注意ください。

一方、Active Key の変更は、Active 権限をコントロールしていれば可能です。

なお、権限は後からいくらでも変更できますので、問題があった場合は ScatterBloks.io などといったツールを用いて権限変更を行なってください。

それでは、権限変更方法をみていきます。

account permissions

今回は Owner 権限を変更するので、“New Owner Permission” という欄に、新たに生成した Owner Key の公開鍵を入力します。

なお、“Weight” という欄がありますが、これはマルチシグネチャ (マルチシグ) を設定した場合に重要となる情報であり、今回はマルチシグ設定が行われていないことが前提ですので、ここでは割愛させていただきます。

Active 権限を変更するという場合は “New Active Permission” という欄に、新たに生成した Active Key の公開鍵を入力します。

なお、Owner Key にしろ Active Key にしろ、生成した公開鍵に対応する秘密鍵は大切に安全な場所に保管してください。特に、Owner Key ペアの秘密鍵については、コールドストレージで保管することが望ましいです

なお、繰り返しになりますが権限変更はセキュリティ上極めて重要なアクションであり、管理方法を誤ると EOS トークンにアクセスできなくなる可能性があります

そのため、もし不安があるという場合は、例えば資金の少ないアカウントなどで権限変更の練習をするなどといったことにより、権限変更方法を確実に把握しておくようにしてください

新たなキーを入力したら、“UPDATE” をクリックし、Ledger Nano S で「右」ボタンを押して承認します。

ブロックエクスプローラーを参照すると、確かに Owner 権限が変更されたことがお分かりになるかと思います。

以上で、権限の変更が完了です!

SETTINGS

このメニューから、Fairy ウォレットの表示や使用ブロックエクスプローラーに関する設定を行うことができます。

これはデフォルトビューでは隠れていますが、最大化ボタンをクリックすることにより表示されます。

settings

画面左下に、 “SETTINGS” というメニューが出現しますので、クリックしてください。

settings page

“BLOCKCHAIN EXPLORER” では、使用するブロックエクスプローラー (デフォルトは eosflare.io) を選択します。

“THEMES” ではテーマ色として “Light” と “Dark” のいずれかを選択します。

“CURRENCY” では、法定通貨表示において使用される通貨の種類を選択します (日本円はサポートされていません)。

以下の例では、ブロックエクスプローラーとして bloks.io、テーマ色として “Dark”、法定通貨としてユーロが選択されています。

blockexplorer settings

以上で、各種設定が完了です!

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