REXがついに利用可能に!

REXがついに利用可能に!

EOS メインネット上で REX が利用可能に!

日本では先日 5/1 からとなりましたが、EOS コミュニティでも同じ日に大きなニュースがありました: REX がついに EOS メインネット上で実装されました!

 

REX とは

 

“REX” とは “Resource Exchange” の略で、文字通り「リソース」を「エクスチェンジ」するシステムです。

ここにおける「リソース」とは、EOS メインネット上のリソース、具体的には “CPU” と “NET” をさします。また、ここでいう「エクスチェンジ」ですが、実際は「交換」というよりは「貸借り」といった発想であり、借り手は 30 日間を 1 単位として貸し手からリソースを借り、一定期間後に「利息」をつけて返却する形となっています。

これがビックニュースである理由は、EOS ネットワーク上におけるリソースがより効率的に使用されることが、期待されているからです。

すなわち、これまではリソース (CPU、NET) を使うにあたってはまず EOS トークンを購入し、これをステーキングする必要がありました。しかしここでは、暗号通貨市場におけるボラティリティを考慮し、ステーキングに伴い EOS トークンが「ロック」されることで価格下落のリスクに対応しなければなりません。同時に、EOS トークンを適切に管理するための時間・エネルギーも必要でした。

同時に、すでにリソースを保有している人としては、ステーキングしている場合は BP への投票などにおける投票比重やリソース (CPU・NET) の使用可能量などとしての機能を利用できる一方、ここで投票を行わない場合や、そもそもステーキング自体を行わないといった場合に、これらの EOS トークンがアカウント内で使用されずにひたすら存在し、多くの場合は「放置」状態となっていました。

ここで、REX によりこれらの EOS トークンの賃借が可能となることで、dApp 開発者などのように EOS リソースを必要とする人々は、自ら EOS トークンを購入して調達し上述のような各種リスクマネージメントを行う代わりに、利息を支払ってこれを「借りる」ことによって、従来より少ないリスク・コストで、便利に EOS トークンを調達できるようになることが期待されます。

一方、EOS トークンを貸出す側 (本項ではこちらにフォーカスしていきます) のメリットとしてまず挙げられるのは、この利息が「リスク・フリー」であるという点です。すなわち、(REX で用いられているスマートコントラクトにバグがあるなどといった場合を除き) 貸出した EOS のいわば「貸し倒れリスク」が存在せず、かつ「元本 + 利息」が (「償還」期限も含めて) REX 上のスマートコントラクトによって確実に保証されている形となります。

また、貸手として、EOS トークンを「貸出し」て所有権が借手に移行する一方で、貸手はトークンの管理権を維持できるという点も重要です。いわば、クリプトでよくいわれる「セルフ・カスティディ」とよばれる状態です。このため貸手は貸した EOS トークンを (「満期」経過後) 好きな時に自らの元に取り戻すことができます。さらに、自ら EOS トークンを管理しているので、投票に際してもトークン数に応じて決定される「比重」はそのまま維持されます。

なお、貸借に伴う「利息」ですが、2019 年 5 月 3 日 9:30 PM 現在、月利 0.1884% / 年利 2.2617% となっています (ともに EOS 建て。bloks.io のデータによる)。

 

EOS トークンを貸出す方法: EOS Titan を例に説明

REX 機能を利用するためのプラットフォームはたくさんありますが、ここでは “EOS Titan” を使って EOS トークンを貸出す方法をみていきます。筆者自身いくつかプラットフォームを試してみましたが、中でも “EOS Titan” はクリーンな UI でかつ使い勝手も良かったので、紹介させていただきます。

なお、前提条件として scatter または Ledger デバイスを準備し、EOS トークンを EOS アカウントで保持している必要があります。

また、以下の内容は BP として得票数トップ 21 (2019 年 5 月 3 日現在) に入る BP である EOS NEW YORK が作成したこちらのガイドを参考にしています (なお、このガイドは REX の仕組みについて詳しく解説しており、REX トークンの仕組みやその価格決定方法、REX と Chintai の違いなどが丁寧に説明されているので、時間がある方はぜひチェックしてみてください)。

1. scatter または Ledger で EOS アカウントにログイン

2. 投票条件を確認し、条件が満たされていない場合はこれを満たす

REX 利用に際しては “voting requirements” すなわち「投票を行う際の条件」が定められており、具体的には以下のうち少なくとも一つを満たす必要があります。

  • 21 以上の BP たちに投票すること
  • プロキシに投票すること

どちらの条件も満たされていないという方は、先ほど紹介したガイドで推奨されている内容にしたがって、”VOTE REX CORE PROXY” という緑のボタンをクリックします。これによって、”rexcoreproxy” というプロキシに投票が行われるようになります。

今回の例で使用しているアカウントは “investingwad” というプロキシに投票をしているため、”SKIP” というオプションが存在しています。あるいは、すでに 21 以上の BP たちに投票しているという場合も “SKIP” が登場します。これらの場合で “rexcoreproxy” というプロキシに投票しない場合は “SKIP” をクリックしてください。

3. REX トークンを購入

REX 利用に際して必要となる「REX トークン」(REX トークンに関する詳細は、「関連リンク」の記事などを参照してください) を購入します。購入量はゲージで調節またはフォーム右側で直接入力して決定します。所有する EOS すべて (ステーキングされていない EOS (“Liquid”) + CPU・NET としてステーキングされている EOS (“CPU”、”NET”)) を貸出す場合には “LEND ALL EOS” をクリックします (「すべて」といいましたが正確には CPU と NET 分は、わずかに残ります; これらがゼロになってしまうと、このアカウントを使ったトランザクションが行えなくなってしまいます)。

購入量を決定したら、”LEND [購入量を挿入] EOS” というボタンをクリックし、scatter または Ledger を用いてトランザクションの署名を行い、承認します。

以下の例では 3 EOS を貸出して 30K (= 30,000) REX を購入しました。

購入が成功すると、以下のようになります。

これで、REX トークンの購入が完了です!

なお、貸出した EOS (+「利息」分の EOS) の所有権を取り戻すには REX トークンを売却する必要があります。ここで、いったん貸出してから売却できるようになるまでには最低 4 日という「満期」が必要です。これは、いわば市場操作を防ぐための処置です。

以上、REX トークンの購入による EOS トークンの貸出し方法を、EOS Titan を例に紹介しました。貸手として「パッシブ・インカム」を得ながら、EOS エコシステムの発展に貢献していきましょう!

REX 利用にあたり、その他のプラットフォームとして筆者が個人的にお勧めしたいのは、EOSREX というプラットフォームです。

REX の仕組みについて図解で詳しく解説されているのみならず、EOSREX プラットフォームのチュートリアル動画も備わっており、REX トークンの購入に加えて売却や管理方法についても丁寧に説明が行われています。

 

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